ごあいさつ

 

       岐阜県ラグビーフットボール協会

      会  長    藤 井 孝 男

 

 

 

 

 

  昨年10月に第67回国民体育大会『ぎふ清流国体』を開催しました。少年は惜しくも1回戦にて敗れましたが、成年は3位と好成績を挙げることができました。結果のみならず、県成年選抜の主体である「ぎふ清流ラガーズ」が全国クラブ大会に初出場、少年においても強化活動は実を結びつつあると実感しています。

 スポーツにおいて日本人は、ややもすれば勝敗のためにあると考えがちです。確かにゲームとしてのスポーツに勝敗はつきものです。「勝って喜び、負けて泣く」という言葉もありますが、アマチュアの世界では勝負はあくまで結果であって目的ではない筈ですし、私はそのプロセスが大切だと思うのです。

 ラグビーに於いても泥にまみれ、したたる汗を拭いながら、ただひたむきにボールに喰らいついてゆくことが、自立心を養い、チームワークを通して個人の犠牲の尊さを教えてくれます。私はこのすばらしいスポーツに携わってみえる皆様は、スポーツマンの鏡であると思っております。

2019年には、ワールドカップが日本で開催されます。「ぎふ清流国体」の成功を足がかりにして、岐阜県のラグビーに関わる私達が全国のみなさんと手を取り合い、大いにラグビー熱を盛り上げていけることを楽しみにしています。そのためには、どうか本年もまた闘志を燃やして、毎日の努力研鑽を続けていき、充実したラグビー生活の一年間にしていくことを強く願っております。